2010年12月28日

ubuntuにMozc (Google日本語入力オープンソース版)インストール

当初はMozcのサイトの説明にしたがってインストールを試しました。~/src/mozc/src/out_linux/Releaに実行ファイルができたのですが、最後の行のやり方がわからず断念。
To enable Mozc, you have to open the IBus or SCIM configuration and add "Japanese - Mozc" input method.
またdebパッケージのビルド($ debuild -b -uc -us)を実行しても途中でファイルが足りないというようなエラーが出てビルドが失敗してしまいました。
Mozcのサイト:http://code.google.com/p/mozc/wiki/LinuxBuildInstructions

箕面市役所の那谷さんのブログに紹介されている手順を実行したところ、無事インストールできました。那谷さん、どうもありがとうございます。
http://blog.goo.ne.jp/minoh_edubuntu/e/4002e1adad520ff3b377054abfe7a255

ちょっと使った印象ですと、ubuntuに最初からインストールされているIMEより全然いい感じです。変な変換をしません。
インストール手順は以下のとおりです。
  1. 依存関係のあるソフトをインストール (このコマンドはMozcのサイトのものとは違いました)
    $ sudo apt-get install g++ python libibus-dev libcurl4-openssl-dev libssl-dev zlib1g-dev libdbus-1-dev libglib2.0-dev libprotobuf-dev protobuf-compiler libgtest-dev subversion devscripts debhelper qt4-dev-tools gyp

    途中でメール設定を聞かれましたが”設定なし”にしました。
  2. gclient depot toolをダウンロードしてパスを追加
    $ cd ~/
    $ svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools
    $ export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH"

  3. SVNリポジトリからMozcのコードをダウンロード
    $ mkdir -p ~/src/mozc
    $ cd ~/src/mozc
    $ gclient config http://mozc.googlecode.com/svn/trunk/src
    $ gclient sync

  4. Makeファイル作成
    $ cd ~/src/mozc/src
    $ python build_mozc.py gyp

  5. コード生成ツールをビルド
    $ python build_mozc.py build_tools -c Release

  6. ibus-mozc, scim-mozc, mozc_server, mozc_toolをビルド
    $ python build_mozc.py build -c Release unix/ibus/ibus.gyp:ibus_mozc server/server.gyp:mozc_server gui/gui.gyp:mozc_tool

  7. ibus-mozc, scim-mozc, mozc_server, mozc_tool, mozc.xmlを配置
    1. ibus_mozcを、/usr/lib/ibus-mozc/にコピーして、ibus-engine-mozcにリネーム、属性を修正。
      $ sudo mkdir -p /usr/lib/ibus-mozc/
      $ sudo cp -p ~/src/mozc/src/out_linux/Release/ibus_mozc /usr/lib/ibus-mozc/ibus-engine-mozc
      $ sudo chown root:root /usr/lib/ibus-mozc/ibus-engine-mozc

    2. mozc.xmlを、/usr/share/ibus/component/にコピー、属性を修正。さらに、ibus-engine-mozcへのパスを上記のディレクトリに修正
      $ sudo cp -p ~/src/mozc/src/out_linux/Release/obj/gen/unix/ibus/mozc.xml /usr/share/ibus/component/
      $ sudo chown root:root /usr/share/ibus/component/mozc.xml
      $ sudo chmod -x /usr/share/ibus/component/mozc.xml
      $ sudo gedit /usr/share/ibus/component/mozc.xml
      /usr/libexec/ibus-engine-mozcとあるのを、/usr/lib/ibus-mozc/ibus-engine-mozcに修正

    3. mozc_servermozc_toolを、/usr/lib/mozc/にコピー、属性を修正
      $ sudo mkdir -p /usr/lib/mozc/
      $ sudo cp -p ~/src/mozc/src/out_linux/Release/mozc_server /usr/lib/mozc/
      $ sudo cp -p ~/src/mozc/src/out_linux/Release/mozc_tool /usr/lib/mozc/
      $ sudo chown root:root /usr/lib/mozc/*

  8. 再起動後に、インプットメソッドをMozcに変更
    1. 再起動したら、[システム]-[設定]-[キーボード・インプットメソッド]からインプットメソッドタブを開く
    2. インプットメソッドの選択で下の方にある日本語の中からMozcを選択する
    3. 追加ボタンを押して、下ペインにMozcを追加する
    4. 上へボタンを押して、Mozcをデフォルトのインプットメソッドにする
  1. さっそくなにか日本語入力をします!

確認環境
ubuntu 10.10
mozc 0.13.523.102

2010年12月20日

VMwareツールのインストール

VMwareツールをインストールします。

  1. VMwarePlayerのメニューで[仮想マシン]-[VMwareツールのインストール]を選択
  2. 仮想CDがマウントされる
  3. VMwareTools-8.4.5-324285.tar.gzを展開する
  4. vmware-tools.plを実行する
  5. 指示に従いインストール (全部デフォルト)
  6. 念のため再起動

これも、特に変更が必要なところもなく、指示に従ってインストールできました。インストール後に再起動しましたが、システムは問題なく稼働しています。

確認環境
ubuntu 10.10
VMware Player 3.1.3 build-324285

2010年12月10日

VMware Playerのアップデート

VMware Playerを起動したところ、アップデートの案内が表示されましたのでアップデートしました。アップデートの際は管理者権限が必要です。

  1. 案内に従ってインストールを開始
  2. インストール済みのバージョンをアンインストール
  3. 再起動
  4. 最新版をインストール
  5. 再起動

ということで、特筆することはありません。指示に従えばアップデートできます。ただ、時間はかかります。私の環境ではインストール開始から最後の再起動が完了するまで25分くらいかかりました。

確認環境
Windows XP SP3
VMware Player 3.1.3 build-324285

2010年11月29日

キーボードの配列配列がおかしい

英語キーボードから日本語キーボードに交換したり、なにかソフトウエアをインストールすると、キーボードの配列どおりのキー入力ができなくなることがあります。例えばShiftキーを押しながら2キーを押すと、日本語キーボード配列なら"(二重引用符)が入力され、英語キーボード配列なら@(アットマーク)が入力されます。

原因としては2つ考えられます。
  1. 日本語キーボードのドライバーでない
  2. 日本語キーボード配列のレジストリが書き換わっている

以下に解決方法を紹介します。

日本語キーボードのドライバーでない
  1. デバイスマネージャを開く
  2. メニューバーの[表示]から[デバイス (種類別)]をクリックする
  3. デバイスの一覧から[キーボード]をダブルクリックして、変更する 101/102 配列のキーボードデバイス表示をダブルクリックする→もし”日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー Ctrl + 英数)”である場合は、ドライバーに問題はありません。レジストリが書き換わっている可能性があります。
  4. [ドライバ]タブをクリックし、[ドライバの更新]をクリックする
  5. [ハードウェアの更新ウィザード]を開始するので、[一覧または特定の場所からインストールする (詳細)]をクリックして、[次へ]をクリックする
  6. 検索とインストールのオプションを選択する画面で[検索しないで、インストールするドライバを選択する]をクリックして、[次へ]をクリックします。
  7. デバイスドライバを選択する画面で[互換性のあるハードウェアを表示]チェックボックスをオフにし、以下のモデルをクリックする
    • 製造元: [(標準キーボード)]
    • モデル: [日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー Ctrl + 英数)]
  8. [次へ]をクリックして、画面の指示に従う
  9. Windows XPを再起動する

日本語キーボード配列のレジストリが書き換わっている
  1. レジストリの2箇所を確認します。値が違う場合は変更する

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts\00000411
    名前 : Layout file
    値を"KBDJPN.DLL"にする

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters
    名前 : LayerDriver JPN
    値を"kbd106.dll"にする

  2. 値を変更後、Windows XPを再起動する

確認環境
Windows XP SP3

2010年11月20日

MS Word文書でページ指定すると印刷できない

Word文書で複数ページ指定すると印刷できないケースがあります。その場合は、ページ設定を見直してみてください。
10ページ分の文書でページ数が30ページから始まっていると、例えば"3-5"とページ指定しても印刷されません。自分で作成した文書でないと意外と陥るトラブルかもしれません。

確認環境
MS Office 2003

2010年11月16日

MS Officeの起動時エラー解消法

MS OfficeをインストールしてあるPCに初めてログオンしてWordなどのMS Officeを起動すると次のようなエラーが出ることがあります。

エラー1309.ファイルD:\SKU011.CABからの読み込みに失敗しました。ファイルが存在するかどうか、また、このファイルへのアクセス権があるかどうかを確認して下さい。

これはMS Officeインストール後にインストール用のファイル(c:\MSOCacheにある)を削除してしまったために発生するエラーのようです。インストールCDがあれば問題ないのですが、それがない場合は次のようにレジストリを変更するとエラーが出なくなります。
(注)レジストリを変更します。変更前にバックアップをとり自己責任で変更してください。誤った変更をするとシステムが動作しなくなります。

  1. レジストリエディタを起動する ([スタート]-[ファイル名を指定して実行]で'regedit'と入力しOKボタンをクリック)
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\11.0\Delivery\{XX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX}を開く
  3. 名前=CDCacheをダブルクリックする
  4. ”値のデータ”欄を'0'に変更する

確認環境
MS Office 2003 SP3

2010年11月6日

パソコンが正常に起動しないー"c000021a Unknown Hard Error"と表示される

パソコンが正常に動作しない原因は色々あると思いますが、今回は以下のような症状が発生したときに行った対処方法をご紹介します。

症状
ログオン画面までは表示される。ログオンすると以下のメッセージがブルースクリーンで表示され、再起動してしまう。
c000021a Unknown Hard Error

対処方法
症状からBIOSやWindowsが起動されるときに読み込まれるファイルには異常はない確率がかなり高いと思いました。
PC起動直後(メーカーロゴが消えた直後)にF8キーを連打して、次の順番で各メニューを実行しましたが、症状に改善は見られませんでした。
  • 前回正常起動時の構成
  • セーフモード
次に修復ディスクでPCを起動し、回復コンソールからチェックディスク'chkdsk c: /r'を実行しました。いくつかのエラーは見つかり修復は成功しましたが、症状は変わりませんでした。

そこで、ネットで検索して同じような症状の対処方法を参考にしました。そうするとマイクロソフト サポート オンラインにある以下の方法が有効ではないかと思いました。
”レジストリの破損によりWindows XPを起動できなくなった場合の回復方法”
http://support.microsoft.com/kb/307545/ja

詳細は上記URLを参考にしていただくとして、概略は以下のとおりです。
パート1:Windows XPの最初のセットアップ時に作成されたレジストリに戻す
  1. 回復コンソールを起動し、c:\windows\tmp (tmpフォルダは作成する)にc:\windows\system32\configの以下の5つのファイルをコピーします。コピー後のファイル名には'.bak'等つけて元のファイルとわかるようにする
    default, sam, security, software, system
  2. c:\windows\system32\configから上記5つのファイルを削除する
  3. c:\windows\repairからc:\windows\system32\configに上記5つのファイルをコピーする
  4. exitで回復コンソールを終了し、PCを再起動する。再起動後はセーフモードで起動する
パート2:システムの復元にバックアップしてあるレジストリを一時フォルダにコピーする
  1. パート1に続いてセーフモードでWindowsを起動したら、c:\System Volume Informationを開く。通常ですと隠しフォルダでアクセス権がないかもしれません。フォルダを開けるように各種変更を実施してください
  2. フォルダ作成日時が作業当日の日時でなくシステムが正常に動作していただろうフォルダ('_restore'で始まる)を選定する
  3. そのフォルダからSnapshotフォルダを探す
  4. Snapshotフォルダから以下の5つのファイルをc:\windows\tmpにコピーする
    _REGISTRY_USER_.DEFAULT, _REGISTRY_MACHINE_SAM, _REGISTRY_MACHINE_SECURITY, _REGISTRY_MACHINE_SOFTWARE, _REGISTRY_MACHINE_SYSTEM
  5. c:\windows\tmpのファイル名を以下のように変更する
  • _REGISTRY_USER_.DEFAULTをDEFAULTに変更する
  • _REGISTRY_MACHINE_SAM をSAMに変更する
  • _REGISTRY_MACHINE_SECURITYをSECURITYに変更する
  • _REGISTRY_MACHINE_SOFTWAREをSOFTWAREに変更する
  • _REGISTRY_MACHINE_SYSTEMをSYSTEMに変更する
パート3:一時フォルダにコピーしたレジストリを該当フォルダにコピーする
  1. c:\windows\system32\configにある以下のファイルを削除する
    default, sam, security, software, system
  2. c:\windows\tmpにある上記の5つのファイルをc:\windows\system32\configにコピーする
  3. exitで回復コンソールを終了し、再起動する。そのまま通常のWindowsを起動する
パート4:システムの復元でコピーしたレジストリに該当する復元ポイントに復元する
  1. パート3に続いて通常どおりWindowsを起動したら、システムの復元([スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]の中)を起動する
  2. ”コンピュータを以前の状態に復元する”をクリックしてパート2でコピーしたレジストリに該当する日付の復元ポイントを選択してシステムを復元する
この方法はWindows XPがc:\windowsにインストールされていることを前提にしています。他の場所にインストールしている場合は適宜、読み替えてください。
これでも問題が解決しない場合は、まずはデータを取り出すことが最優先ですので、HDDを取り出し別のPCに接続しデータ取り出し、その後Windowsの再インストール(新規インストール)というステップになると思います。

確認環境
Windows XP SP3

2010年11月1日

IEのホームページの標準設定を変更する

IEの[ツール]-[インターネットオプション]にあるホームページの標準設定ボタンを押したときのURLを変更する。
(注)レジストリを変更します。変更前にバックアップをとり自己責任で変更してください。誤った変更をするとシステムが動作しなくなります。

  1. レジストリエディタを起動する ([スタート]-[ファイル名を指定して実行]で'regedit'と入力しOKボタンをクリック)
  2. HKEY_CURRENT_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer\Mainを開く
  3. 名前=Default_Page_URLをダブルクリックする
  4. ”値のデータ”欄を変更する

確認環境
Windows XP SP3
Internet Explorer 8

ちなみに、インターネットオプションは、コントロールパネルの”ネットワークとインターネット接続”からも開ける(カテゴリ表示の場合)。

2010年10月25日

送信権限の付与・削除

送信権限付与
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送信権限削除
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MS Exchange 2007で実行